千葉県茂原市の私立幼稚園「エンゼル幼稚園」

礼拝から学ぶこと

礼拝堂文化財にも指定されている礼拝堂に入ると正面の素敵なステンドグラスが目に入ります。子どもたちは毎週水曜日にこの礼拝堂に集まり、小さな手を合わせて、心静かに平和の祈りをささげます。

聖歌や聖書のお話から、神さまが私たち一人ひとりをやさしく見守っていて下さることを知ります。また、お祈りや献金を通して、世の中の貧しい人や困っている人のために祈り、お役に立てることを経験します。

礼拝の様子入園したての頃は落ち着かない子もいますが、回を重ねるごとに礼拝堂での行いを自然に身につけ、静かに話が聞けるようになります。

お祈りは日々の生活にも習慣として根付いており、朝の集まり、お昼の食前・食後、帰る前には手を合わせて、神さまに感謝をささげます。

このように園生活はキリスト教信仰を柱としていますが、ご家庭の信仰は自由です。

☆心に根付いて☆ 
園長 柳瀬伸子つくしの会だよりより

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先日、子どもたちと消防署見学に行きました。(中略)最初に見せてもらった車はレスキュー車。「この車には火を消す道具は積んでありません。」と消防士さん。「この車には火事や地震の時、逃げられなくなった人を助けるために使う道具が入っています。」(中略)長さの違うたくさんのロープがかけられています。消防士さんはそのひとつを手に取り、自分の足に結んで「絶対にほどけないように結ばなければならないんだよ。40メートルの高さから人を助けなければならないこともあります。このロープで命をつないでいるんです。」

なるほどとうなずいていたその時「ぼくはけんきんしてこまってるひとをたすけてる。」誰かと思えば年少児のY君です。消防士さんに向かって一生懸命です。この場面で、しっかりと自分の言葉で。「Y君、素敵!」志帆先生と私は感激して思わずY君の頭をなでて肩を抱きしめてしまいました。

毎週の礼拝でお献げする献金、それに続くお祈り。まだまだ落ち着かずにぎやかながらも礼拝堂での習慣が子どもたちの心に大切なことをしっかりと根付かせているのだと確信しました。

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